めし

監督は成瀬巳喜男さん
主演は上原謙さんと原節子さん
公開は1951年11月
原作は林芙美子さん
ただし未完のため結末は林さんがどう考えていたかは不明

 淡々と続く二人の夫婦関係
そこに現れた姪をきっかけにギクシャクとした関係に
ひとつ前の大阪駅の風景などとても懐かしい
それでもこの静かな映画の評価が高いのがバン様にはわからない
成瀬さんで林さんの浮雲は引き込まれたのに
やはり原節子さんの当時の女優さんとしてはバタ臭い顔が、倦怠期の夫婦を演じることに合ってないからかもしれない
友達で出てくる中北千枝子さんの方が合っているのではと思えてしまう
黒澤監督の白痴での原節子さんはピッタシの役だと思ったけれど
ただ成瀬さんの映画はこの静の魅力だと思うのは確か