王になった男

監督は、チュ・チャンミンさん
主演は、イ・ビョンホンさんとリュ・スンリョンさん
日本公開は2013年2月
王の影武者となった道化師のお話

 韓国映画は、かなり暴力描写のすごいものもあるのですが、こちらは歴史物語なのでそのようなことはありません
主演のイ・ビョンホンさんは皆さんご存知のように韓国の大スター
一人二役を見事にこなし、さらりとちりばめられたコメディータッチの場面も素晴らしい演技でクスクスと笑いを取る
光海君は韓国では評判の良くない王だそうですが、本当はそのような王でないという視点に立って描いています
韓国映画を毛嫌いする方もみえますが、役者さんの力量は素晴らしい
確かにテレビドラマなんかだとセットもちゃちで40年ぐらい前の日本のドラマを観ているような気がする時もあるのですが、映画だと力が入っています
セットも素晴らしいけれど、役者さんにつきます
特に目の力、目力っていうやつがすごい
画面の中からこっちを見ている目が
日本の役者さんのさらりとした演技と比べるとその差は歴然
伸びているという勢いもあって、もしかして今一番世界で力のある映画をつくっているんではないでしょうか