流れる

監督は、成瀬巳喜男さん
出演は、山田五十鈴さん、高峰秀子さん、田中絹代さん、岡田茉莉子さん、杉村春子さん、中北千枝子さん、そして栗島すみ子さん
公開は、1956年
そうそうたる女優陣の豪華絢爛映画
男優さんは、宮口精二さん、加東大介さんの七人の侍コンビに仲谷昇さん
そう男優さんは名脇役がそろっています

 家政婦は見たのように田中絹代さん演じる女中梨花さん(お春さん)の目から置屋のつたの屋が描かれているような気がします
落ちぶれていく女主人を山田五十鈴さんが演じていますが、やはり山田さんの三味線と唄が素晴らしい、仕事人でだてに三味線を弾いていたわけではない
今の女優さんと違ってというと語弊があるかもしれないけれど、きっとこの時代の女優さんは着付けはもちろんお稽古事もできるのが当たり前なのかもしれないと思えてくる
知らなかったけれど栗島すみ子さんと女優は、日本映画史上初の女優スターだそうで、成瀬監督に頼まれて久々の映画出演だったそうですが、確かに後光が差しております
そしてその腹黒い役を、セリフも覚えていなかったとは思えない演技で存在感を示しています
確かにこのそうそうたる女優さんの中でも一人勝ち状態ですから