無法松の一生

監督は、稲垣浩さん
出演は、三船敏郎さん、高峰秀子さん
公開は、1958年4月
黒澤明監督作品でない三船敏郎さん
三船さんの役柄は結構癖がある人物が多く、それが個性となって世界のミフネになっているんですが、この作品では普通の一本気な人文
これが日本の三船です

 「サムライ」という本が出ていて、それに三船さんの様々なことが書いてある
よく言われるように世界のミフネは有名だけど、日本の三船はそれほど有名でない
特に晩年は様々なウワサがあったため、どうも活躍が尻つぼみの印象が強い
世界の黒澤が、自殺未遂などがあったにもかかわらず最後まで天皇だったのとは大違い
でもこの作品を見れば、普通の役でもこなせる俳優さんであることがわかる
後の寅さんに登場する三船さんに近いものがある
高峰秀子さんは少しイメージが違う気がするけれど、一番違うのは笠智衆さんかも
喧嘩の仲裁をかって出る任侠のお方には見えないのが残念