ハワイ・マレー沖海戦

監督は、山本嘉次郎さん
出演は、伊藤薫さん、藤田進さん、原節子さん
公開は、1942年12月
海軍省の肝入り映画で、監督や出演者はノンクレジット
国策映画ながら戦後も再公開された特撮が素晴らしいとされています

特撮は、円谷英二さんとされ、確かのその後のウルトラマンなどに通じるものがあります
海軍省だからか国策映画と言いながらそれほど戦争礼賛が感じられず、淡々と訓練模様や精神論などが描かれています
特撮自体はウルトラマン世代としてはどうということはないですし、今のコンピュータによるものに比べれば本当にちゃちなものです
が、制作が1942年(昭和17年)と考えればよくぞここまでと感動してしまう
ウルトラマンが昭和40年代初期だから、戦中の技術が20年以上も映画の世界で生き続けたのはすごいこと
それだけでも見る価値はあります
ただ何度も言うように今の技術に慣れていたら肩透かしかもしれません