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唐牛伝 敗者の戦後漂流

作者は、佐野眞一さん
出版は、小学館です
最初人の名前とは思いませんでした
獰猛な中国の牛のような人という意味かと
時代、その後の生き方
とても考えさせられました

唐牛健太郎、60年安保時代の全学連委員長
その後の一か所に落ちつけない生活
そしてえっと思う人たちとの交流
60年生まれのバン様にとっては60年安保は知らない、そう歴史上の出来事なんです
そして70年安保、でもその時は万博の時代
入った高校は学生運動の拠点だった学校
校則も緩やかで、制服もなし
学生服に丸刈りの中学から入学すると大人の世界でした
大学に入ると寮生活
もちろん主流は共産党
でも大学自治会は革マル派
正門には立看板です
で唐牛さん
聞き上手で人たらし
女性関係もなかなか
お金にもだらしない
この本の中にも出てきて比較されるのが少し前に読んだジャック・ロンドンさん
確かに似ています
でも作家とという定職なのか特技を持ったジャックさん
唐牛さんには実態が見えない
もしかして思想的にも芯はないのかもしれない
ほんの一瞬のきらめき
しかしネームバリューはいつまでもついて回る
不遇で不幸と思えるかもしれないが、本人はいたって幸福
だからもう少し長生きしていただいて本人から話を聞きたかった