望郷

作者は、湊かなえさん
出版は、文藝春秋です
舞台は、瀬戸内海に浮かぶ島
本土と橋で繋がっています
バン様の母方は塩飽諸島の佐柳島がルーツです

その島に関係する6人が主人公
望郷というと暖かそうな想い出ですが、そこは湊さん
やはり暗くて簡単に想い出では片付きません
いじめのお話などとても陰湿
かえって都会よりも人口の少ない場所では、プライバシー意識も稀薄
それがすべて悪いことではないと思いますが、大きな家族集団
人の心に土足で入ってくるような人もいるかもしれません
言われるようにひらがな三文字のいじめでどれここれもひとくくりにするのはいけないのかも
湊さんのいじめに対する眼はとても厳しいです