御用金

監督は、五社英雄さん
出演は、仲代達也さん、丹波哲郎さん
公開は、1969年5月
映画では鯖井となってますが鯖江が舞台
ですので実に寒そうです
公儀の金を横取り
苦しい藩を救うため

しかし盗んだのを隠すために漁民が犠牲になる
封建社会そのものをストーリー
三船さんの後の黒澤監督のお気に入り、仲代達也さん
三船さんよりは一回り小さく見えますが、やはり野性的な目力
そして美しい殺陣
丹波さんが家老という配役もぴったり
藩を救うための金の強奪
他に方法はない
これならもっと重苦しい演技でもいいのにあまり苦渋感がない
北陸、雪、仲代さんがかみ合った実に暗い映像
でも丹波さんが登場するとなぜか寒々しさが消えるんです
それとこの映画に登場する馬
どう見てもサラブレットではない太い脚
その馬が雪に中を実にイヤそうに駆ける
これがまた何やら現実的なんです