ヒトラーの裁判官 フライスラー

作者は、ヘルムート・オルトナー
出版は、白水社です
何度もすいませんが、ヒトラー時代のドイツを扱った本です
それも市民を裁く裁判官
その責任は

本を読むまでドイツという国は真っ正直にナチス時代を清算したものだと思っていました
でも違うんです
特に法律家という人たちは
悪法であれ、正当な手段で制定された法律には従う
法律家にとっては至極当たり前のこと
その法律に則って下した判決は当たり前
そして戦後多くの法律家がドイツ法曹界に復帰
確かにそうかもしれません
でも個人よりも国家や政党が優先される法律
従わなければ死
裁いた判決の半分が死刑
やはりねじ曲がってます
でもあのドイツでも戦争の清算はここまで
難しい問題です