代立軍 ウォーリアーズ・オブ・ドーン

監督は、チョン・ユンチョル
出演は、イ・ジョンジェ、ヨ・ジング
公開は、2018年11月
豊臣秀吉朝鮮出兵が題材とかで拝見
どんな風に描かれてるかと思っていたら、それはあんまり出てきませんでした
こういう時代だから韓国の人たちがあの戦争をどう思っているか知りたかった

でも映画自体は興味深い
代立軍なる制度
軍役を代わりに引き受けてお金を稼ぐ人たち
もちろん貧しいからこうやってお金を稼いでいる
そんな人たちが王の後継者の護衛をすることになってしまう
王は秀吉軍の猛攻に明へ逃亡してしまった
それではかっこ悪いと息子を後継に指名して体面を保とうとする
この時代の朝鮮王朝はこんなダメダメ王の時代だったのか
他国から狙われたのはこの王がいたからなんだろう
しかも、息子にはどこそこへ行って兵を集め、将軍に合流せよなどと無茶な命令まで残していく
この息子も最初は本好きのダメダメ世継ぎなのですが、王の命令を守って旅をするうちにどんどん成長していく
一般に人たちに接することで、その苦しみを自分たちが与えていることに気づく
エンディングロールではこの後継者のおかげで秀吉軍を追い返したことが流れる
代立軍の皆さまは最後にこの世継ぎを逃がすために全員討ち死
やはり戦争などすると苦しむのは貧しい人たちなんだなと実感
でも繰り返されるんですよね、同じことが
最後にイ・ジョンジェさんって、なんか役所広司さんみたいですね