青春の蹉跌

監督は、神代辰巳さん
出演は、萩原健一さん、桃井かおりさん
公開は、1974年6月です
お話としては、貧乏な学生が成り上がっていくのですが、最後はうまくいかずに終わってしまう
よくあると言えばよくあるお話
でもドキドキするんですよね

お金持ちを捕まえて成り上がる
力石徹もそう、大藪春彦さんの小説にもよく登場するパターン
こちらは石川達三さんの原作
何かを手にするってやはり夢がある
今や貧しいという言葉を実感することも少なくなったけど、バン様が子どもの頃は普通に実感することができた
そこから何かを手にして成り上がっていく
男のロマンです
主人公を演じるのはショーケンこと萩原健一さん
アウトローの似合う、絶対金持ちに見えない役者さん
そしてこの人が喋るだけで周りの雰囲気が一変する桃井かおりさん
見事な脱ぎっぷりで公開時に中学生で観ていたらどうなっていたことやら
まあ今観ると古臭くも感じますが、成り上がる姿と失敗のコントラストが絶妙です
今ならもっと検査もできるから殺すこともなかったでしょうが