独裁者はこんな本を書いていた 上・下

作者は、ダニエル・カルダー
出版は、原書房
難解です
なんでこんな本がと思いますが、それが独裁者の力

レーニンスターリンムッソリーニヒトラー毛沢東
これは上巻の大物
下巻は金日成やチトー、カダフィーなど少し小物
でも共通しているのは難解な文章
作者によると中身はないそうですが、それさえわからない
どうやら基本は社会主義者の国民への啓蒙書
そりゃ、難しいはずです
誰でもわかったら本人が俗物に見えてしまう
難解だからこそ本人がとても素晴らしい人に思える
しかし、社会主義らしく人が変われば、その思想は過去のもの
新しい思想がそれにとって代わる
不変でないところがある意味素晴らしいことに思えます
作者によるとムッソリーニの作品が一番素晴らしいそうです