中二階

作者は、ニコルソン・ベイカー
出版は、白水社
売りは世界初注釈付き小説
これは困りました

小説と言われれば小説なんですが、日ごろの疑問や気になるところを書き綴ったエッセイのような気がします
そうだよな、初めて靴紐のついた靴を履いた日
牛乳は瓶に入っていたのにいつのまにか紙パックに
牛乳配達って見ないよな
そんな日常が書かれています
そしてやたらと出てくる注釈
これに困ってしまった
どのタイミングでこれを読めばいいのか
うまく文章に切れ目があればいいけどそうでもない
中途半端なところで読み始めると本文を忘れてしまう
最後には章ごとに本文を全部読んでから、注釈を読みました
それでも散漫になってしまう
うん、読み手の集中力を要求する小説です
通勤途中に読むには向きませんでした
読みながら考え事をしちゃいかん