あの素晴らしき七年

作者は、エトガル・ケレット
出版は、新潮社
イスラエルの作家の作品です
不思議の国イスラエルことを知れるかと読んでみました

もちろん作者もユダヤ
ホロコーストを生き抜いた家族がいて、今はイスラエルで暮らす主人公
子どもの誕生から父親の死までの七年間が綴られています
不幸な民族と言われるユダヤ
迫害と虐待と戦い自分たちの国を築いた
それがイスラエル
確かに祖先の地であったのかもしれないが、そこに住んでいた人たちから土地を奪った
その結果が今の戦闘状態
本の中にも出てきますが、いまだに空襲警報が鳴りミサイルが飛んでくる
なぜ解決できないのか
宗教戦争なのか
あななたちは住む地を追われたかもしれないが、住む地を奪ったことも事実
傍観者なら簡単に言えることかもしれない
でもそこに住む人たちの心の中はわからない
そんな話を期待してのですが、日常生活が淡々と語られるだけ
評価の高い作品なのですが、肝心なことが語られていないような気がします
イスラエルの人たちは今の現状を子どもたちにどう話すのでしょう
そっちの興味の方が強いです