苦海浄土 全三部

作者は、石牟礼道子さん
出版は、藤原書店です
先に読んだ『苦海浄土
最後に第一部と書いてあった
では続きを

最初は池澤夏樹さん編集の世界文学全集に収録されているもので読み始めた
2段組みで活字が小さい
それではこちらに途中で変更
すると文字は大きくなったが頁数が増え、とても重くなった
寝転んで上を向いて読めない
その上指まで痛くなるが読み続ける
2部と3部は闘争の世界
ただ殴り合う闘争ではなくて訴える闘い
本当に叫びっていうものです
なぜ自分たちがこうなったのかわからなかった人たちがその原因を知る
相手は会社であったり、県であったり、国であったり
その相手に自分たちのことを訴える
その活動の中で出てくる同じ水俣市民からの誹謗、中傷
最後の解説にも書かれているが1部は無垢の世界
本当に純粋な世界
2部、3部は社会
今までとは全然違う世界に患者たちは出ていく
ここをちゃんと読まないと水俣病は終わらない
そして弱者が受けた仕打ちを知ることで、今の社会も見えてくる
そんな気がしました