ヤクザときどきピアノ

作者は、鈴木智彦さん
出版は、CCCメディアハウスです
こんな出版社知らんなの思って調べたらあのツタヤさんの関連会社さん
幅広く事業展開してみえるもんだ
題名からヤクザがたまーにピアニストに変身すると勘違い

どうやらヤクザ取材の第一人者鈴木智彦さんがピアノが弾きたくなってレッスンに通ったお話
ピアノなんてお金持ちの習い事ってのがバン様世代の認識
大体家にピアノが置ける家なんてそんなになかった
でも当時も習っている子がいて音楽の授業で先生に指名されてピアノを弾いてはった
もちろんバン様はそんなことはなかった
大体音というものがわからない
この本にも出てくるように高校では一人ずつ前で歌わされた
歌うと笑われた
なんで笑われてるのかもわからなかった
同級生によると小さな声で歌っているといいのに、前で大きな声で歌うと音が外れてるそうな
そんなことも気づかない
いとこの修ちゃんにビートルズかなんかをはもろうと言われて歌い出すとおんなじ音になってしまった
それなのに息子が電子ピアノを買ってもらったときに隠れて弾いてみた
鈴木さんは「ダンシング・クィーン」だけどバン様は「オブラディオブラダ」だった
結局じいちゃんが中古で買ってやった電子ピアノはすぐに壊れてほとんど上達しなかった
でもピアノが弾けるって憧れなんですよ、この世代は
ヴァイオリンまでいくと天上の楽器
ピアノまだ何とかなりそうな気がする
まあ幻想ですけど
この本もふむふむです