息子のまなざし

監督は、ジャン=ピエール・ダルデンヌリュック・ダルデンヌ
出演は、オリヴィエ・グルメ、モルガン・マリンヌ
公開は、2003年12月
やはりフランス映画ですかね
直情的じゃないですよね

主人公は日本でいうなら職業訓練校の木工の教官
ある日、一人の少年が彼の前に現れる
そして別れた妻は結婚と妊娠の報告に現れる
なぜこの日なのかと妻に問いかける主人公
この少年は主人公の息子を殺した犯人なのだから
どうです、この展開
来ますよねえ
そしてこの少年を主人公は教えることになる
複雑な感情が主人公の心を支配する
加害者と被害者家族が接することはタブーとも言われているけれど、なぜか出会ってしまった二人
その事実を知っているのは被害者家族の主人公だけ
だんだんと探りを入れ出す主人公
そして二人きりで訪れた製材所で真実を話す
ここまでの展開は本当に静か
この静かさは復讐を思うからなどと勘ぐってしまう
ラストはもちろん…
でもなあ、現実だとどうなんだろう
人間こんなに達観できるものなのか