監督は、中島貞夫さん
出演は、松方弘樹さん、梅宮辰夫さん
公開は、１９７４年１２月です
まあ、時代と言えば時代なのでしょうか
無茶ぶりはなかなかです
刑務所に入った殺人犯が何度も脱獄を繰り返しては捕まって舞い戻る
そのたびに刑期は伸びていく
脱走ものと言えば「大脱走」ですが、あちらは集団脱走で一人一人に個性があってとても面白い映画
この映画にはそんなスケールはありませんし、捕まり方も情けなければ、脱走も現実的というかその方法はありきたり
それで１時間以上引っ張るのですから大したものです
晩年にはたけしさんとテレビに出ていいおじちゃんだった松方弘樹さん
食いしん坊で娘さんのことでもテレビをにぎわせた梅宮辰夫さん
特にヤクザ映画時代の松方さんは迫力があって堅気には見えない
今なら女遊びでパッシングでしょうが、こんな時代ではなかったので御免でした
水戸黄門を演じた西村晃さんも情けない役で出演
室田日出男さん、川谷拓三さん、志賀勝さん、八名信夫さんなどの大部屋俳優さんももちろん出演
やたらと懐かしい人が出演してるのに気づくのは、それだけ年を取ったということなのだろうか
