スキャンダル

監督は、ジェイ・ローチ
出演は、シャーリーズ・セロンニコール・キッドマン
公開は、2020年2月
セクハラを扱った映画なんですが、何やら希薄な雰囲気
闘いって感じがしないんです

パワハラはその行為に至った正当な理由を述べることができれば処罰されないが、セクハラは訴えられただけでアウト
これが管理職研修で習った教え
確かに就職したころ朝のお茶を入れるのは女性の方のお仕事
ペイペイの新人バン様も座っているだけでお茶が出てきた
その代わり夜の残業は2時間まで、災害の恐れのために発令される非情配備も女性は免除されていた
今やそれも無くなり、同じような仕事をするのが基本
あららセクハラとは関係ない
確かに女性が職場で働き続けるのが困難であった時代に、そこでのし上がるには努力だけではどうしようもなかったのかもしれない
宴会を断らない女性と言われた方がおみえでしたが、ある意味それが男社会でのし上がるための一つの方法だったのかもしれません
ましてやこの映画で描かれたテレビ局のニュースキャスターの座を得ようとすれば猶更
だからこのような訴えを起こすなどということは信じられないくらいの困難
それがうまく描かれていないのがこの映画の大きな欠点
残らないんですよね、心に