反乱のボヤージュ

作者は、野沢尚さん
出版は、集英社です
首都大学学生寮が舞台のお話
何か懐かしいお話

バン様も実は大学時代に寮生活だった
それこそこの本出てくるような廃寮の問題もくすぶっておりよく似た状況
寮食堂も特に朝食を食べる人が少なくなっていたのでなくしてしまえと大学当局(おー、何と懐かしい響きのお言葉)は言っていた
そして建物は旧日本陸軍の兵舎
この本とは違って木造で中に入ると薄暗い
トイレなど言ってはいけない便所で、お化けが出そうな雰囲気
そんなとこに喜び勇んで入って来る人は少なく正直部屋は余っていた
もちろん大学が積極的に入寮を呼びかけることはなく、地方試験に寮生が出かけて自主的にビラ配りをして寮生を募集していた
バン様の同学年で入寮したのは確か9人では
他の学生から見れば何であんなとこに住んでるの
それともう一つ決定的に距離を置かれる原因は日共の拠点
確かにそういう活動している方々もお見えでした
その上大学自治会がまた化石のような革マル派
もちろん相容れるはずがない
それでも住めば都の4年間でした
作者の野沢さんは寮生活を送ったのでしょうか
ここまで描き出してくれるとうれしくなります
ちなみに就職してからも寮生活を7年間
鉄筋に進歩はしましたが公設市場の上にあり、トイレは共用で共同シャワーは変わりませんでした