日本ヘラルド映画の仕事 伝説の宣伝術と宣材デザイン

作者は、谷川建司さん
出版は、バイインターナショナルです
直営の映画館が矢場町にありました
名古屋の誇る映画配給会社だったことをこの本で知りました

多分就職したころには映画は斜陽産業
それでもデートなどは名古屋駅の毎日劇場などにも行きました
嫁さんのおじさんがこちらの会社の系列のボーリング場の支配人だったそうで何度か話を聞かせてもらいました
映画の配給というものはある意味ギャンブル
確かに大作と言われる有名監督の有名俳優が出演する作品は手堅い商売
ある程度の収益も予想できる
その分仕入れ価格は高額
これはという作品を見つけて買い入れ、それを宣伝して配給する
ハイリスク・ハイリターンの世界が儲けのコツ
抜群の嗅覚で会社を支えた人たち
そして煌めくような映画監督や俳優との付き合いと信頼関係
しかしイケイケゴーゴーのバブル時代らしいゴルフ場経営が命取り
バブル終焉とカリスマ為三郎さんの死
寂しいけれどやっぱりかな