天の許し給うものすべて

監督は、ダグラス・サーク
出演は、ジェーン・ワイマンロック・ハドソン
日本では、劇場未公開
1955年の作品ですが、これぞアメリカって感じ
この天然色の色と映し出される風景

このジェーン・ワイマンという女優さん
鼻もどちらかというと低くてちょっと上を向いている
絶世の美女ではなくて親しみのある顔立ち
ちなみにレーガン大統領の奥さんでもあった人
その方が未亡人を演じているのですが、赤いドレスを着た時のゴージャスさ
思わずハッとしてしまいました
お話はこの女性が庭師の男性と恋に落ちるというもの
もちろん身分の差があるので反対が巻き起こり、家族や周りの人を巻き込んでの騒動となる
その障害の中で二人はどうなるなんて王道のようなラブストーリー
上流階級のいやらしさや子どもたちの身勝手さ
観てるとおまえなあと文句を言いたくなる現代とのギャップ
でもきっと今の時代でも心の中には生き続けている差別のようなもの
この映画から50年以上たってますが何も変わっていないのかも
ちなみに主演のロック・ハドソンさんはAIDSで亡くなり同性愛であることを告白してますが、当時は絶対に許されなかったはず
その胸の内はどうだったのでしょうか