聞書・遊郭成駒屋 不思議な場所のフォークロア

作者は、神崎宣武さん
出版は、講談社さんです
職場近所の旧中村遊郭を扱った民俗誌

裏bozunobanで写真などを掲載していますので興味のある方はご覧ください
建物はどんどん取り壊されています

バン様世代だともう遊郭はありませんでした
で、トルコの時代でした
今はソープランドと呼ばれています
今の日本では売春は法律で禁じられていますが、実際には行われています
パチンコはギャンブルではないというのと同じです
戦後すぐに進駐軍の指示で公娼が廃止と命令されたが結局はうやむやにされたこともあり、売春防止法の際にもお店の人たちは数年すればまた元に戻ると信じていたなどはこの本で初めて知りました。
一度だけこちらのお店に行ったことがあるのですが、あっけらかんとしたスレンダーなやさしいお姉さんでした
ですので、何やら悪いことであるという意識が自分の中で稀薄であるのも事実
働いていた人たちにやましさがあったとは本を読んでも思えない
実際に貧しさから抜け出す手段であったのは事実ですが、家のために働くのは当然の時代
ひとつの選択肢であっただけではないのでしょうか