サイゴンから来た娘と妻

作者は、近藤紘一さん
出版は、小学館です
読み出してどこかで読んだことがあるような
サイゴンのいちばん長い日』を読んでました
ベトナム戦争の最後の日を書いた作品
どちらも考えさせられます

だいたい今の人はサイゴンといっても知らないかも
今はホーチミンと呼ばれているのだから
都市の名前に国の英雄の名前をつけるのはソビエト系の社会主義国によくあったこと
資本主義を謳歌した南ベトナム北ベトナムに吸収される
地位も権力も持っていた人たちは奈落の底へ
普通の人たちも体制の変化には適応できない人たちが多く出た
全ての人が歓迎したわけでない統一ベトナム
多くの難民が出たのはその証
いろんな国に支配されてきたベトナム
しかしその中をしたたかに生きてきたこの国
侮りがたしです