十兵衛暗殺剣

監督は、倉田準二さん
出演は、近衛十四郎さん、大友柳太朗さん
公開は、1964年10月
近衛十四郎さんは松方弘樹さんのお父さん
大友柳太朗さんの最後は悲劇です
何やら十兵衛がかっこよくありません
そして剣豪の対決とは思えない殺陣
でもなかなか面白いんです

このお二人ならもっと流れるように美しい決斗シーンもできたはず
ところが水の中での泥臭い決斗
手裏剣まで投げてしまいます
でもその泥臭さが西部劇に対するマカロニウェスタンに見えます
後の東映やくざ映画もこんな感じですからその路線の初期作なんだと思いながら見ると興味深いです
川谷拓三さんや志賀勝さんもチョイ役で出演しています
本当に不思議な雰囲気を出している映画です
時代劇ではありませんね