サザビーズで朝食を 競売人が明かす美とお金の物語

作者は、フィリップ・フック
出版は、フィルムアート社
名前だけは聞いたことのあるサザビーズ
正真正銘のオークションを行う会社
ティファニーで朝食を意識した題名に食指が動きました

でもお話は結構難しい
印象派とか美術の知識がないと絵が浮かばない
もっと美術の授業とかまじめに受けておけば後悔
でもオークションを行う人の目から見ると作品や駄作が少ないほどいいという話など納得
そのためには早逝か自殺だそうです
長生きして駄作を書き続けると画家の価値が下がる
うーん、画家って大変だと思うも、音楽とか美術はそういう世界
息子さんが出てきたけれど尾崎豊さんが生きてたらどうなっていたんだろうなどと想像してしまう
ちゃんと出てくるバブル時代の日本人による爆買いと業界の狂喜乱舞
藤田嗣治さんが一度だけ登場するが日本人画家のお話はそれだけ
言葉の壁が倍からもう少し活躍できそうな気がするけれど残念
しかし欧米の大金持ちの方々の生活
なかなか日本を始め新興国の金持ちには真似できない世界です