逆さに吊るされた男

作者は、田口ランディさん
出版は、河出書房新社です
つい最近全員の死刑が執行されたオウム真理教
それを題材にした小説

結構前半はドキドキしながら読んでました
そしてラストは手紙
ここが長くてダレてしまった
阪神淡路大震災の年の起こった地下鉄サリン事件
しかし事件自体が風化
なぜ彼らはこんな犯行に至ったのか
結局は闇の中
それをフィクションで暴いてくれるのかと思ったのですが
感情移入した作家のお話しで終わってしまっている
でも虫の殺していけない教義の宗教
その宗教が大量殺人を犯したのは事実
自己を正義化する宗教の怖さ
ある意味日本に生まれて良かったと感じます