レイジ

作者は、誉田哲也さん
出版は、文藝春秋です
音楽をかじった人ならわかる世界
中学の文化祭での演奏から始まってその後のそれぞれの世界

最後は成功者になるんですが、それはまれな世界
たぐいまれな才能を持ちながら周りを拒絶する礼二
最良の仲間による最高のバンド
でも成功を夢見て手を出した世界は素人を食い物にする世界
バンドは解散し、それぞれの人生を歩き始める
ごみ置き場で拾ったギター
公園で歌い始める礼二
そして昔の曲が脚光を浴びる
最後に成功で終わるラストをどう見るか
バン様のようにど素人のバンドの一員だった、いやバンドとも呼べないバンドの一員だった人間にとっては、うれしくもある結末
でもあと一歩で成功を逃した人にとってはシンデレラ物語
読む人を選ぶのかも