裏関ヶ原

作者は、吉川永春さん
出版は、講談社です
天下分け目の関ヶ原
我が家からはJRで2駅

当日合戦に参加した武将のお話はよくあります
こちらの本は当日の合戦でなく、それぞれの領地や前哨戦で戦った武将たちのお話
合戦に参加した武将の留守を狙うもの
両方に義理を立てながら戦うもの
偉大な祖父の後継ぎとして苦悩したもの
それぞれがこの日に大勝負を見守ります
ただ誰もが思ったのは1日で勝負がつくはずはないということ
それがあっけなく1日で終了
裏切りがあったとはいえあまりにあっけない幕切れ
それぞれの思惑は潰える
でも秀吉亡き後の第一人者家康に臨んだ三成
有能だが融通の利かない戦下手の能吏と思われているが、この戦を仕掛けたのだからそんな単純な人ではないはず
改めて評価し直してもいい人ではないでしょうか