わたしを離さないで

作者は、カズオ・イシグロさん
出版は、早川書房です
参りました
最近ここまで引き込まれることはなかったです
これがノーベル賞を獲る実力

普通に帰宅した時は必ず晩酌
飲んで飲んで飲まれて飲みます
しかし、この作品を読み始めた時は酒は断ちました
酒を飲んで早寝するのがもったいないから
最初は提供者とか介護人の意味がわからなかった
読み進めると段々とわかってくる
ヘールシャムで過ごす人たちの役割
今や本人の細胞から臓器が再生できるかもしれない時代
でもこの作品は臓器を提供するために生み出された人たちの物語
引き込まれるというより引きずり込まれる
SF小説と紹介されていたので少ししり込みしたけれど
すごく暗く重苦しいお話ではあるけれどなぜか読むことをやめられない
本当に抜け出せない世界に引きずり込まれました