新聞記者

監督は、藤井道人さん
出演は、シム・ウンギョンさん、松坂桃李さん
公開は、2019年6月です
実に華のない映画
それがこの映画の魅力です

はじめに新聞記者吉岡を演じているのは誰だろうと興味を持ってしまった
だって全然華がないのだから
そしたら韓国の女優シム・ウンギョンさんが演じていることが判明
この女優さんのプロフィールを見るとあの『サニー 永遠の仲間たち』に出演してるじゃないですか
あの映画は題名のように本当にサニー
その役者さんがこの暗さ
それでいて名演技
新聞社の場面も暗い
画面は昭和の時代のような趣
原作の望月さんは東京新聞所属
東京新聞といえば中日新聞の東京版
全国紙じゃなくて地方紙
でも結構骨太だし、文芸欄は全国紙には負けていない
いや、映画に戻らないと
政府の不正を新聞が暴くというお話
送られてきた内部リークは本物なのか
暗い画面と暗い演技でお話は進んでいきます
ラストまで見るとちょっと尻切れトンボ
正義は勝たへんのかと思ってしまうが、それがより現実的
知らぬ間にうやむやになっているのが現実の世界
その通りのラストなのかもしれない