パピヨン

監督は、フランクリン・J・シャフナー
出演は、スティーブ・マックイーンダスティン・ホフマン
公開は、1974年3月
ということでパピヨンのオリジナル版を鑑賞
やはり違います

74年公開だからバン様は中学2年生
この時代はテレビで映画が毎週放映されていた
そんな映画の中でも特に『大脱走』はお気に入り
朝礼の音楽にこの映画の音楽を使わせてもらった
敵の後方をかく乱させるのが捕虜の務めなんて日本人には考えもしないこと
まるでゲームを楽しむように脱走に命を懸ける
確か逃げ切れるたのは自転車で飄々と走っていったジェームズ・コバーンさんとボートで船にたどり着いたチャールズ・ブロンソンさんともう一人の3人だけ
首謀者のビックXなどは射殺
マックイーンさんは国境までバイクで逃げるも捕まって元の収容所へ
そこでグラブとボールを渡されて独房へ戻っていく
あれあれ、『大脱走』の話じゃないんです
でもこちらも脱走・脱獄のお話
マックイーンさんの脱獄にかける執念
リメイク版のように牢に入れられた事件の場面などなし
純粋に脱獄を描き続ける
リメイク版でどこへ逃げるのかはっきりしなかったのですが、どうやらホンジュラスのあたりを目指したようなのもわかりました
ハンセン病患者の隔離島で助けられたりするのですが、リメイク版ではカットされたので、今の時代には映画化しずらい場面なのかもしれません
そこで島のボスが吸っていた葉巻を吸えと言われて一瞬躊躇しながら吸って信頼を得る場面など、石田三成大谷吉継の口をつけた茶碗の茶を飲んだいう話を思い出してしまった
原作はきっとこの映画の方が近いんでしょう
相手役がダスティン・ホフマンさんなんですがまた良いんです
気が弱そうな善人がピッタリ
最後の島でニンジンなどの作物を育て豚を世話する姿
その横で島からの脱出しか考えていないマックイーンさん
この二人のコントラスト
残念ながらリメイク版はこの映画は越えられなかった