権力に告ぐ

監督は、チョン・ジョン
出演は、チョ・ジヌン、イ・ハニ
公開は、2020年10月
ありきたりかもしれませんが骨太な映画です
最近こんな映画、日本にはないですね

『新聞記者』なんかは社会派なんですが、斬り込まない
この映画など明らかに権力者の不正に斬り込んでる
政治家の不正なんかでも日本は結局うやむやのまま
裁かれるのは選挙違反ぐらい
ちょっと前に話題になった森友だとかは大騒ぎした割に、結果は民が裁かれただけ
もっと日本の民って怒っていいんじゃないでしょうか
韓国なんかで政治家の不正に対しては厳しい目が向けられる
そのためか大統領を辞めた政治家の末路はあまりに寂しい
これがいいのか悪いのかは置いといて、ちゃんと裁く時には裁いている
この映画で描かれているのは未曽有の韓国経済危機
苦しむ民を放っておいて、権力者は私腹を肥やす
決定的な証拠をつかんでも、上層部の取引や私欲のために葬り去られる
最後のテロップでも結局逮捕者は一人も出ていないと流される
でもそんな事件でもちゃんと映画にして人に問いかける
これが映画やマスコミの務め
頑張れ、ニッポン