昭和史の隠れたドン 唐獅子牡丹・飛田東山

作者は、西まさるさん
出版は、新葉館出版です
『人生劇場』の吉良常さんのモデルと言われる飛田東山さん
こういう人はもう出てこないのでしょう

出てこないのではなくて出ることはできないのでしょうか
ヤクザではないそうですが唐獅子牡丹の入れ墨
そして荒くれものを取りまとめて港湾事業や土木事業を行う
山口組の田岡組長と同じような事業を行っている
そして政界や財界とのパイプをもち、黒幕と言われる胡散臭い人たちとも付き合う
弱きを助け強きをくじく
頂いたお金は全て苦労をしてくれた人たちのために使う
確かにご本人はその通りだったのかもしれない
しかしそこには取り巻きと言われる人たちが大勢いる
その人たちまでが全てこの考えで行動するはずがない
こういう本を読むとその人物をすごく持ち上げる
確かにそうかもしれないが、この人に泣かされた人もたくさんいるはず
無言の圧力なんて得意技で朝飯前
そういうことまで考えて読まないと正当な評価はできないような気がします