最高の花婿

監督は、フィリップ・ドゥ・ショーヴロン
出演は、クリスチャン・クラヴィエ、シャンタル・ロビー
公開は、2016年3月
こういう洒落っ気はフランス映画
人種差別なんてちゃんちゃらおかしいって軽く斬り込んでます

ハリウッドでは絶対に製作できない映画かも
いや日本でも危ないかもしれません
私たちの痛みがわからないのかとクレームの嵐が吹き荒れそうな予感
その点ヨーロッパって寛大というか受け流す度量があるような気がします
多くの国と地続きで繋がっているところは交流という意味でも歴史が違う
いちいち意識していてはやってられないなんて考えがあるのかも
確かにヨーロッパでも移民排斥運動があるのも事実
この映画の製作国のフランスがドイツを本当はどう思っているのかはわからない
でも第2次世界大戦で占領されたのは事実
そして戦勝国になったのも事実
じゃあ日本と韓国ならどうなの
このいがみ合いは何ってフランスやドイツの人は思っているかもしれない
そしてこの映画を観た中国の人たちは何という中国人の描き方と目くじらを立てているかもしれない
でもフランスはそれがどうしたって思っているような気がする
バカにするのと差別するのは違うんじゃない