監督は、吉田大八さん
出演は、大泉洋さん、松岡茉優さん
公開は、2021年3月です
出版社が舞台のお話でバン様の琴線
本だとか出版社だとか本屋だとかが登場するともうダメです
おチャラけてはいるけれどいつもよりもだいぶん抑えめの大泉洋さんの演技
切れ者の編集者が実に似合っている
そして最後の悔しがり方も何故か拍手したくなる
あなたの手法は見事に受け継がれてますよって
まあ出版社さんなんてどこも本業では苦労してるのが実情
いかに副業でお金を手にするかに知恵をしぼっている
この映画みたいに文学雑誌の休刊や必要経費の削減はやむを得ない
それでも図書館で働いていたものにとっては頑張れと応援したくなる
あちらさまからはタダで本を貸す輩と目の敵にされてはいても
まあ出版社さんだけでなくて本屋さんも大変
住んでるのは地方都市規模ですが本屋さんは減っている
ショッピングセンターには残っているけれど町の本屋さんは数えるほど
この映画に出てくるような立ち読みを許してくれるような町の本屋さんなんて絶滅危惧種
でも何だか懐かしい
ラストでのその本屋でしか買えない数万円の本にできる行列
こんなのを見てるとまだまだ活字って捨てたもんじゃない
頑張れ、出版社に本屋さん