KCIA 南山の部長たち

監督は、ウ・ミンホ
出演は、イ・ビョンホン、イ・ソンミン
公開は、2021年1月
この事件は知ってますよ
現役の大統領が暗殺された事件ですから

この映画を観るとこのキム部長が明智光秀に見えてしまう
秘密がばれるのを恐れてからか用意周到でない暗殺の決行
事前の根回しがないから犯行後もビジョンがない
そしてあっけなく逮捕されて死刑の判決
そしてキム部長には嫉妬からの犯行、大統領への野望との濡れ衣
目指したのは民衆のための政治を行うためであり、そのための障壁を取り除いただけなのに
結局その後の韓国の政治は軍事クーデターで独裁の時代が続いただけ
民主化は弾圧されながらも経済は成長し世界に躍り出た韓国が出来上がる
韓国が民主国家になるのはまだ先のこと
退任した大統領が死刑判決を受けたり世の中から抹殺されるのがその末路だったのだから
今でもキム部長の評価は民主化運動を進めようとした愛国者と暗殺者に別れるみたいですが、本当にこの映画でもどちらにでも見えてしまう描き方
なんかそのあたりが中途半端で残念な気がします