作者は、竹中労さん
出版は、筑摩書房です
知っているのは本当にもう最晩年のお姿
鞍馬天狗も観たことはございませんが、何やら読んでみたくなったものですから図書館で借りてみました
うーん、やっぱりこの時代の役者さんは気概が違いますよね
ごめんなさい、今の役者さんのことだってよく知らんのですが、こんなにズケズケとは話をなさらないからそう思うだけかもしれません
また、周りがちょっと変なことをしゃべると揚げ足を取って炎上などということもあるから自戒されてるのかもしれません
本当にこの本に書かれているような用語を使えばすぐに女性蔑視だとか言われて大炎上は間違いなし
戦争のことから女性のこと、歌舞伎界の世襲のことまでしっかりと自分の意見を述べてみえます
やっぱりこういう本を読むと、今の若い役者さんもドンドンと自分の意見を言ってほしいと思いますよね
これだけ注目度が高いのだから
その点欧米の役者さんははっきりと政治問題でも自分の意見を述べられるから凄い
まあ周りの環境もあると思うのですが
余計な話は置いておいて、この本でご本人が語られるチャンバラ劇の素晴らしさ
そして誰もが絶賛した嵐完寿郎さんの殺陣
黒澤明監督の作品での殺陣は素晴らしいと思うのですが、嵐完寿郎が若手で褒める殺陣の上手い役者さんは誰も登場していない
三船敏郎さんだけが違う殺陣とだけ語られているだけ
これはどれか観てみないといけないでしょう