オリンポスの柱の蔭に 外交官ハーバート・ノーマンのたたかい

作者は、中薗英輔さん
出版は、社会思想社です
本当に悲しくなるお話
今の世の中に照らし合わせるとネットでの誹謗中傷で人を死に追いやるのと同じことが80年近く前に起こっていた

本当に恐ろしいこと
それを行ったのが自由主義の盟主などと自称するアメリ
社会主義共産主義への恐怖からの弾圧
赤狩りなどと称して国家が人権を無視した行為を率先して行った時代
その犠牲になったのが日本生まれのカナダ外交官
占領時代、マッカーサーの相談役として重宝された人物が追い込まれていく
占領軍の中での権力闘争と諜報活動
朝鮮戦争勃発によるソ連や中国、社会主義共産主義への恐怖心
軍隊を持たないと宣言した憲法を持ちながら警察隊という詭弁による軍隊の創設
国有化を宣言したスエズ運河を持つエジプトへのイギリス、フランスの軍事侵攻
本当に今と変わらない国際社会
そんな中で必死に平和な国際社会を夢見ていた外交官
日本でエジプトで平和のために働き続けた彼を追い込んだあらぬ疑いと攻撃
本当に今も同じことを繰り返す国際社会
しっかりしましょう、日本