監督は、ジョン・Ｍ・チュウ
出演は、アンソニー・ラモス、メレッサ・バレラ
公開は、２０２１年７月
ミュージカルの映画化
これはダメかなと思ったのにいいですね
ミュージカルって劇場じゃないですか
空間もセットも限られた中で歌って踊って劇を演じる
空間の狭さと観客との距離感が絶妙で引き込まれる
それが映画化されるとセットも豪華で広がりも出る
でもそれがかえってあだとなって散漫になってしまう
ところがこの映画は不思議と距離感を感じない
お話自体も移民の問題が根底にあるのに暗さは微塵も感じない
すごく前向きで勇気百倍って感じ
そこにラップとサルサの音楽がまた気持ちよく絡んでくる
簡単に夢と希望なんて言ってはいけないかもしれないけれどまさにそれ
そして苦悩を乗り越えようとする多くの人たち
親や祖父母の時代とは違う移民に対する偏見
そんなものをまぜこぜにしながら前に向かっていく姿
この映画はすごいですよ
