作者は、半藤一利さん
出版は、文藝春秋です
この本を読むと時代は繰り返すなどと感じてしまう
ノモンハンは日本とソ連との戦闘場所です
この本の中でドイツとソ連のポーランド侵攻が出てきます
ドイツの言い分は相手が先に戦闘を開始した
ソ連の言い分はポーランドにいるウクライナや白ロシアの人たちを守るため
いやー、ソ連っていつもこの手ですよね
守ると言ったウクライナを今は攻めていますよ
話を戻すとこの戦闘は日本の大敗北
ただし相手にもかなりの損害を与えているのは確か
しかしこの失敗から何も学ばずに戦争を拡大していったのだからバカとしか言いようがない
日露戦争でロシアを破ったという大きな過信
あのまま続ければ日本は負けたはず
その過信を持ってソ連に戦闘を臨み大敗北
あふれる兵士に戦車、戦闘機
圧倒的な数的不利は精神論で打ち破る
そんなことできるはずがないのにそれで押し通すバカな指導者
この失敗に学ばなかったからアメリカとの戦争を始める
国力が違っても為せば成る
こんな人たちに導かれて死んでいった人たち
やりきれないお話です