南から来た用心棒

監督は、ミケーレ・ルーポ
出演は、ジュリアーノ・ジェンマ、フェルナンド・サンチョ
公開は、1967年4月
すいませんね、マカロニウエスタン続きで
この映画はまず音楽ですよ

実はマカロニウエスタンは音楽も良いんですね
この映画ではラオールという方の唄う歌が主題歌です
そしてこの曲がインストで何度も映画の中で流れるんですよ
実に哀愁がある名曲です
映画はマカロニウエスタンの王道
もちろん主人公はちゃんと最初は悪役にやられます
それを銃を持つ手をですからこれは見もの
最後の決闘では包帯グルグル巻きの両手で登場
悪役はもちろん相手の弱点を攻めてきます
ところがどっこいこれは囮です
悪役を追い詰めた場所は棺桶屋
このあたりもマカロニウエスタンの大切な小道具
棺桶の中からマシンガンなんてもありました
もちろんマカロニウエスタンとはいえ西部劇らしく女性を残して町を去っていくラスト
こりゃもう鷲づかみですわ
マカロニウエスタンの女性陣は華麗な人は出てこなくて、ソフィア・ローレンさんばりの気の強そうな女性が出てくるのが王道
その彼女がまたほろりと恋心を抱くところがたまらない
もちろんジュリアーノ・ジェンマさんはカッコイイ
特に馬に乗ろうとする姿と降りようとする姿が秀逸
あー、たまらないなあ