PITY ある不幸な男

監督は、バビス・マクリディス
出演は、ヤニス・ドラコプロス、エビ・サウリドウ
公開は、2021年10月
こりゃものすごく現代社会を風刺した映画ですね
他人の目って意識しだすと泥沼

そうかPITYって残念って意味なんですね
関係ないですがジョージ・ハリソンさんに「Isn’t it a pity」って名曲がありました
興味にある方はぜひ聴いてみてください
ジョージ・ハリソンさんの声って湿り気があってこういう曲調には最高に合うんです
で映画は意識不明の妻を持つ弁護士のお話
妻が意識不明で入院中ということでいろんな人から同情をかっている
それが日常生活に溶け込みある意味では心地よくなっている
ところがどっこい妻が意識を取り戻してしまう
すると今まで自分に集まっていた同情は消えてしまう
妻の意識回復を喜ぶはずがなぜか心には喪失感
それならば不幸を作り出せばまた同情は集まるはず
狂気ですね
でも人からどう見られていたかを意識すると自分がわからなくなる
ユーチューブで注目されるとドンドン投稿が過激になるのと一緒
嘘が嘘を呼ぶなどといいますが自分は自分と割り切って世の中と距離を置くのも大切かも