監督は、アンドリュー・レヴィタス
出演は、ジョニー・デップ、美波
公開は、２０２１年９月
あの水俣病を撮った写真家が主人公の映画です
主演のジョニー・デップさんが裁判でごたごたしていて水を差されたのが残念
エンディングのテロップに現れるように今でも様々な公害が続いています
加害者がいるのも関わらず国や大企業だと被害が大きく広がってしまう
もちろん組織が大きくなれば組織を守ろうとする力が大きくなるのは自明のこと
水俣市だってチッソの企業城下町
そんな企業を相手に物言える雰囲気は多分なかったはず
それが被害を大きくしてしまった原因であるのは間違いない
何で５０年以上前の病気を今さらなんて声もあったようですが、知らない人が増えている今、その記憶を残すのは大切なことです
実際に今でも工場の廃液に毒物が紛れ込むことは結構よくある話
工場側の発表は微量で人体には影響なし
でも流れ込んだ川では死んだ魚が浮いているんですよね
何でも疑ってかかるのは良くないと思いますけれど、何でも信じてしまうのはどうかと思います
ちゃんと映画の中でもチッソの行った悪行が描かれています
悪行はちゃんと記憶や記録に残しておかないとまた繰り返されてしまいますよ
そうそうジョニー・デップさんの映画はいつもバン様の琴線に触れる音楽が流れます
もひとつ、國村隼さんがチッソの社長さんを演じるのですが、トヨタ自動車の豊田章男社長さんに見えてしまうのはバン様だけでしょうか
