作者は、半藤一利さん
出版は、文藝春秋です
もうすぐ日本が敗戦し太平洋戦争が終わった日
そしてロシアはウクライナに侵攻中
太平洋戦争が終わった日などと書きましたが実際にはまだ終わっていなかった
15日以降も戦闘が行われる多くの人たちが命を落としました
前線まで命令が届かないことで起こった悲劇です
この本など読むと最後までソ連に頼って米英との仲立ちをしてもらおうと思っていた日本の愚かさが浮き彫りになってきます
いまでもそうなんでしょうが諜報戦に対する日本の弱さ
既にソ連は米英と手を握っているのにそれに頼ろうとするのだから本当にバカ
当時の指導者がアメリカはルーズベルト、イギリスはチャーチル、ソ連はスターリン
それに対する日本は小磯国昭さんに鈴木貫太郎さん
誰ですか、その人はって感じじゃないですか
格の違いというやつです
そして原爆の投下によって早められたソ連の満州侵攻
グズグズしてたら極東での戦勝国に乗り遅れてしまうという焦り
満州国にあった設備の略奪に捕虜のシベリア連行
国際法に違反しながら耳を貸さない厚顔無恥
やっぱり昔からこういう国なんですよね
ただ日本が中国や南アジアで行った行為も恥ずかしいことです