監督は、ウィリアム・ニコルソン
出演は、アネット・ベニング、ビル・ナイ
公開は、２０２１年６月
うーん、この年になると考えちゃう映画ですね
それにしてもこの息子さん、大変ですね
結婚も３０年になろうかという夫婦
ふたりの間には埋めることのできない亀裂ができていました
確かにこの奥さんは大変そうな人物
どう考えても自己中心的
それでいて失いそうになったら尋常じゃない所有欲を示し始める
旦那が疲れてしまうのは無理がない女性ですよ
ラスト近くで登場した旦那の恋人アンジェラの言葉が実に言い得て妙
３人の不幸な人物がいたのけれど、今は不幸な人物が1人
多分この言葉で彼女は全てを悟ったのかもしれません
しかし間に挟まれて苦悩する息子さんは大変でしたね
多分父親は大丈夫だけれど母親が心配でたまらない
何か起こるのでは、何か起こすのでは
それで母親に寄り添い続けるあなたはエライ
バン様ならもう我慢できない、勝手にしろと家には寄り付かない
冷たすぎますかね
しかし、ビル・ナイさんて味のある役者さんですよね
本当にイギリス紳士って風貌に控えめ
確かにど真ん中の主演じゃないですけど、このお方が登場するとホッとします
笠智衆さんとよく似た立ち位置の役者さん
いやー、身につまされるながらも何故か引き込まれてしまいました
