赤い河

監督は、ハワード・ホークス
出演は、ジョン・ウェインモンゴメリークリフト
公開は、1951年12月
小さい頃に知っているアメリカはこれでした
雄大な自然と男くさい人たち

憧れというか本当に知らない世界
男らしさを体現するのは西部劇の王様ジョン・ウェインさん
強いアメリカをも体現してますから
大体牛を1万頭近く運ぶのですからそれだけでも信じられない
それも歩いて運んでいくのですから
モンゴメリー・クリフトさん演じるマットはジョン・ウェインさん演じるダンスンに拾われて育てられた一番弟子
既に銃の腕でも師匠を越えようとしている若者
そんな二人が仲間への仕打ちや目的地で対立
これは後のマカロニウエスタンでもお決まりのパターン
でもこちらは対立はすれど殺し合いはしません
お互いがわかり合っているからの結末
友情や親子愛での終了です
確かに西部劇は先住民を悪人に描いているので批判もありましょうが、開拓民と先住民の争いが実際にあったのは確か
開拓者が略奪者であったことはこの映画でもそれなりに描かれています
それよりこの映画のスケールは今の映画界では再現不可能
バーチャルでない本物の映画とはこういうものでしょう