歌うように伝えたい 人生を中断した私の再生と希望

作者は、塩見三省さん
出版は、角川春樹事務所です
12人の優しい日本人』で陪審長を務めていたのが塩見三省さん
ちょっと見大竹まことさんに似てますね

仕事も上手くいきだした時に病に倒れ半身が不随に
誰だって絶望します
そこからのゆっくりとした復活劇
そしてそれを支えてくれた多くの人たちへの感謝
誰だって死ぬときは安らかになどと思っているけれど現実にはそうもいかない
ある意味では医療の進歩は残酷
親父も最後の数年は寝たきりで点滴だけで生きていた
まあ意識も薄く絶望も感じていなかったもしれないけれど
意識がある中で病と向き合うのは並大抵じゃないような気がします
そんな中でのリハビリ中に出会った長嶋茂雄さんのポジティブシンキング
文章だけで長嶋茂雄さんの人柄が伝わってきます
何かで読んだのですが食べることの大好きだった王貞治さんが胃がんになり食事の制限を受け、動くのが大好きだった長嶋茂雄さんが脳梗塞で動くのが不自由になったのは運命のいたずらかなどと書かれていた
その中でも長嶋茂雄さんの前向きで明るい性格
どれだけたくさんの人を勇気づけているのか
野球で日本中を励まし、リハビリで多くの人を励ます姿
太陽みたいな人とはこの人の言うのでしょうね