台北プライベートアイ

作者は、紀尉然
出版は、文藝春秋
いやはや何とも面白い探偵小説じゃないですか
主人公にやたらと親近感が持てます

ホール&オーツさんの大ヒット曲に「プライベート・アイズ」ってのがあったのですが私立探偵って意味だったんですね
この本を読んで初めて教えていただきました
確かワッチング・ユーなどと歌詞があって何であんたを見てるんやなどと思ってました
本に戻すと、主人公は大学教授で演劇界では名のしれた人物
しかし、お酒を飲めば人が変わってしまい人を平気で傷つけてしまう
でも正気に戻れば反省
実はパニック障害で病院にも通っているんです
そんな彼が今の生活を捨てて私立探偵を開業
最初の仕事はある女性から変わってしまった娘の原因を探る調査
推理小説マニアであるけれどド素人の主人公は何とこの事件を解決
そして次は連続殺人事件に首を突っ込むと、容疑者になってしまい大騒ぎ
マスコミにも取り上げられ生活は一変
さあ彼はこの窮地をどうやって脱出するのか
それは小説を読んでみてください
このだらしなさが好きだなあ
最近台湾の小説をよく読むのですがかなり面白いですよ
さりげなく音楽や映画が織り込まれてます、この小説には