すべてうまくいきますように

監督は、フランソワ・オゾン
出演は、ソフィー・マルソーアンドレ・デュソリエ
公開は、2023年2月
こりゃものすごく考えちゃう映画ですね
水から死を選ぶ安楽死がテーマですから

フランスが舞台なんですがフランスでは安楽死が認められていない
でも隣国のスイスでは認められているようなんです
このあたりは島国の日本ではどうもピンとこないのですが、隣国へ行けば死ぬことができる
でも映画の中で出てきますがその料金は大変なもの
貧乏人は自ら死を選ぶことが金銭的にできません
この映画の安楽死って簡単に言えば自殺ほう助
多額の金銭を受け取ったエージェントがその人に薬を提供して自殺を手助けするというもの
あくまでも本人の意思で薬を飲む
そして事前に死にたいという意思表示を書面なり音声や動画で残しておくことが必要
でないと殺人になっちゃうんですかね
身体の自由が利かなくなった時にどうするか
身体が病に侵され、余命宣告された時にどうするか
懸命に生きなさいって言うのは簡単だけれど、たとえばこの映画の父親のようにもう85にもなっていたらそんな気力って湧いてくるもんなんでしょうか
ひとつの選択肢としての安楽死
これからの高齢化社会では真剣に考えないといけないことですよね